なぜ無党派層でも選挙にいくのか??無党派層で常に無記名投票の私が選挙に行く理由

無党派層こそ選挙に行くべき!?低投票率と民主主義選挙

「投票する人がいない!もうめんどーだから選挙いかなくていいよね。」

そんな風に考えられる方は多いと思います。わたしも常に白紙投票、無記名投票なのでそういう気分になることは何度もありました。

それでもほぼ毎回選挙のために近所の小学校(投票所)に出かけていくので、、

いったい自分はなんのために行くんだろうか??と疑問に思ったことはあります。みなさんはどうでしょうか。もちろん人によって投票行動は違うんですが、その理由わかりました!!

なぜ無記名投票なのに選挙に行くのか➡市民としての義務を果たせた満足感が理由

2019年7月21日(日)に第25回参議院議員通常選挙がありました。皆さんは選挙に行かれたでしょうか??最近では選挙のたびに最低投票率を更新するのが通例となってしまいました。

そんな中で、とんこつラーメンで有名な一風堂さんが「投票済証明書」(投票所で発行)を提示すれば、替え玉がタダになるというニュースがありましたね。

ただし証明書は希望者にしか発行されないため、選挙スタッフさんに申し出なくてはいけません。次回の国政選挙時は、忘れずにもらっておきましょう!

この一風堂さんのキャンペーンはまぎれもなく選挙に行く利益を高めるためのものです。

つまり、人は選挙に行くことで得られる効用(メリット)と失われる利益(デメリット)をはかりにけけて投票するか、棄権するかを決めるんです。

政治学者のRikerライカーOrdeshookオードシュックは選挙の投票行動の合理的選択理論を提唱しました。そのモデルとなる数式はR=P×B-C+Dで書き表されます。

Rは投票に参加することで得られる効用、Bは各候補者が当選した場合にもたらすと期待される効用の差、Pは自分の1票が選挙結果を左右する可能性。Cは投票参加にかかるコスト、Dは投票により市民としての義務を果たすことから得られる満足感です。

無記名投票の場合は、まずBがほぼゼロ。どの候補者が当選しても一緒だと思えば効用の差はゼロ、どの候補者の政策にも不満であれば候補者全員がもたらしてくれる効用がゼロ(この場合も効用の差はゼロ)の場合もそうです。投票に行く時間もかかる。ならば棄権するのか??

最後に残っているDがCを上回っているため選挙にいくんです。Dは市民としての義務、民主主義(デモクラシー)の価値を認めていて選挙制度自体に対する賛意の表明をするべく投票に行きます。

※選挙制度(ex. 比例代表制)の中身に関して知りたい方は以下の記事をご覧ください。

選挙の義務化はありえない!?組織票の役割低下を嫌う主要政党

それはさておき、、

こちらの記事をご覧になっている方は無党派層や支持政党なしの方々が多いと思います。かつて自民党の総裁が「無党派層は寝ていてくれ」と言う発言がありました。

無党派層は浮動票とも言われており、野党に投票する傾向が強いんだとか。それを踏まえての発言だったのでしょう。

また選挙の投票率が下がれば、組織票(固定票)を持っている政党の候補者が通りやすくなります。

自民党や公明党、共産党などは組織票が強いですね。ですので、選挙を義務にするべきではないかという提言も見られますが、そうなったら現在の与党である自民党などは票の動向が読めなくなるので…たぶん実現されることはないでしょう。

無記名投票は、民主主義的なルール(選挙)を守ることの意思表明

となると、選挙が義務化されるということはなさそうなので、今後も選挙が強制されることにはならないと思います。ということは、無党派層はますます選挙から足が遠のくかもしれません。

ですが、無党派層である私は民主主義の仕組みを守るため、民主主義やデモクラシーの制度を維持するために投票に出かけています。もちろん無記名投票です。

ともかく誰かに票を入れないと意味がないと思われるかもしれませんが、一票の価値はそれだけ重いのです。投票する政党や候補者がなければ安易に入れるべきではありません。

無記名投票でも投票を行うということに意味があります。

その国が民主主義国家であるためには選挙が行われなくてはなりません。選挙の投票で国の代表が決まるからこそ民主主義国なのです。

もし誰も投票に行かなくなれば(低投票率が続くようであれば)、投票で国の代表を決めるという事が廃止されるかもしれません。

たとえ無党派層でも、選挙や投票と言う民主主義の在り方を肯定し、守っていくという意思を示すためにも投票に行く価値があります。

まとめ:無党派層に無記名投票をお勧めする理由

一部の熱狂的〇〇党支持者を除いて、投票に行かれるほとんどの方が「選挙にいくべきだ」と漠然と考える理由はまさにここにあります。

一風堂さんのキャンペーンとは逆に、選挙に行くべきでないというキャンペーンが見られないのもこれが理由です。

選挙で国の代表が選ばれるか否か、選挙の有無で民主主義国か否かを判断することを形式的民主主義といいます。

一方でその国の実質的な中身で民主主義を判断するという手法もあるそうですが、この方法ですと判断が曖昧になります。それは、自分たちが気に入らない国に対して、

そんな国は非民主主義国であり独裁国家と勝手に主張する人が多くなるからです。

もちろん選挙と言っても北朝鮮のように選挙はおこなわれても、それが秘密投票でなく自由に行われる投票でなくては民主主義国とは言えません。

もしご自身が無党派層で、投票するところがなかったとしても無記名投票(これも立派な投票です)という形で投票所に行くべきではないかと思います(了)。

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