くら寿司 店員の悪ふざけ行為は現在も・・・まさに「あれ」な寿司がやってきた

時事問題
©いっせい

2023年1月。スシローで少年が醤油差しの注ぎ口をぺろぺろなめて、その様子を動画でSNS上にupした事件。「すしテロ」「スシローペロペロ事件」とも呼ばれました。

その事件に対し、2023年6月スシローの運営会社は法的対応を取り、少年側に6700万円の賠償を求めたようです。

たしかに、少年の悪ふざけ行為は許せるものではありません。しかし、風向きも変わったものだなと思います。以前(2010年代)は、バイトテロやバカッターという言葉が流行し、店員側の悪ふざけ行為が注目されました。

少年の悪ふざけ行為は、このような悪質店員に対するカウンターみたいなものだなという印象も受けます。もちろん加害者の少年は、2010年代の風潮を知りませんが。

今回の訴訟、「すしテロ」事件を受けて、一斉に「回転寿司屋さんが被害者」という認識が生まれました。単純な私もそのように感じ、近くの「くら寿司」で食事をしようと訪れたところ、

大事件が発生。ねぎまぐろにぎりを注文したところ、まったくメニューで表示されている商品とは別物。正直言って、不愉快すぎる、まさに「うん〇」寿司がレーンに乗って運ばれてきました。

こちらの記事では、回転寿司屋も相変わらず「加害者」であり、バイトの悪質な悪ふざけ行為は今も続いていること。回転寿司チェーンは、あまり「被害者ヅラ」ばかりするのでなく、もう少し紳士的になった方がよいと思い、執筆しました。

♦明らかに店員の悪ふざけ行為か!?メニュー写真とはまったく違う

私は、スシローペロペロ事件から数か月後、地元の回転寿司チェーン「くら寿司」に。回転寿司チェーンさんらに同情していたのです。少しでも応援する気持ちで行きました。

くら寿司のネタでは、「トロサーモン」や「えび天にぎり」が大好きです。もちろん最初に注文しました。

やはり寿司屋に来たのであれば、マグロも食べたい。「ねぎま」も大好きなのですが、メニューに「ねぎまぐろにぎり」というものがあり、食べたことがなかったので注文することに。

そしたら、アイキャッチ画像に挙げている「うん〇」寿司がレーンに乗ってやってきました。

私は、正直言って、元小売業店員でもあるので、「カスタマーハラスメント」「モンスタークレイマー」になりたくない。どうしようか。正直悩みました。

しかし、明らかにメニューの写真とは違います。ちなみにメニュー写真はこちらです。私は、店内のパネルを確認し、さらにHPも確認し、「やっぱり、違うよね」と判断しました。

画像引用元:くら寿司HP

 

♦「いえ、別に問題はありませんが・・・」

さて、困ったもんです。「どうしたらよいのか・・・」

悩んだ末に、やはり、「食べたくない」と思いました。しかし、くら寿司のお会計システムが問題に。食べ終えた皿を、客席に備え付きの「皿投入口」に投入。これで皿の枚数をカウントし、お会計するわけです。

どこかゴミ箱に捨てられるわけでもないし、この「うん〇寿司」をどうすればいいのか?

店員さんに相談することに。呼び出しボタンで、中年の女性アルバイトがやってきました。「メニューのねぎまぐろにぎりと明らかに違っていて。これは、そのぉ、ちょっとどうすればいいんでしょうか・・・」みたいなことを言ったと思います。

「いえ、別に問題はありませんが・・・」みたいなことを言われました。内心で、(いや、それはおかしくないか。すぐにお取替えします、とか言うべきじゃないのか)と思いました。

「いや、しかし、食べるのは抵抗があって。でも、皿をレーンに入れないといけないし・・・どうすればいいんでしょうか?」

女性アルバイトの方は、「上に確認します」ということになり、、もう気分は最悪。

他のお客さんの手前、店内では「うん〇」寿司などという言葉はもちろん使いません。私以外のお客さんをこのトラブルに巻き込んだらいけない。

やっぱり俺が悪質クレーマーみたいな形になったのか。嫌やなと思いました。

♦「いえ、こちらの商品は、店員がチューブで押し出して作るものでして」

その後、若い男性の店長さんがやってきて商品を取り替えてくれました。商品写真通りの寿司です。

わたしは、もうちょっと「寿司を食べたくないなぁ」という気分でした。しかし、実際の商品はどうなのか、一度注文した商品を返品するのはダメなんかなと思い、取り替えを承諾。

なぜこのような寿司が出てきたのか、思い切って聞いてみることに。

「これは機械がやっているので、こうなった・・・という感じなんでしょうか?どのように作っているんですかね?」

「いえ、こちらの商品は、私共がチューブで押し出して作るものでして」とのこと。

じゃあ、完全に「悪意」があるじゃないか。メカニックトラブルならまだ許せるが、悪ふざけ店員が「うん〇」寿司を作ったということなら話は違ってくる。

♦くら寿司は以前もバイトテロを起こしていた

2019年2月、くら寿司のアルバイト店員が、ゴミ箱に廃棄された魚の切り身を、またゴミ箱から拾ってまな板に載せ直した動画を投稿したのです。

当時高校生ら3人がやったことで、その後、偽計業務妨害の疑いで書類送検されたとのこと。

※調査の結果、実際にお客さんに提供された事実はなかったようですが、あまりにも悪質。

高校生らは書類送検。くらコーポレーションの厳しい対応は「上場企業としての責任を果たす」「多発する飲食店での不適切行動とその様子を撮影した SNS の投稿に対し、 当社が一石を投じ、全国で起こる同様の事件の再発防止につなげ、 抑止力とする為」と説明しています。(参照元:くら寿司「悪ふざけバイト」の告訴に広がる波紋)

しかし、私のケースでは、実際にお客に提供された寿司なわけです。事態は全く違います。

♦おわりに:回転寿司チェーンも加害者であることを常に自覚すべき

今回、私は正直言って「あれ」としか思えない寿司を出されました。飲食店としてのモラルがまったく感じられません。

回転寿司チェーン店らは、気が緩んでいるんじゃないのか。スシローペロペロ事件ではどう考えても、お客側が悪い。それはもちろんそうでしょう。

が、これまでも現在も、店側がお客に迷惑を掛けてきた事件の方が多いような気がします。スシローの「自分たちは被害者。正義は我にあり」という主張が、気に入らない。

私から言わせれば、”どっちもどっち”だ。今回の少年の醤油差しペロペロ事件も、少年を厳罰するんだという世論の風潮に安易に乗らないで、

「これまで回転寿司チェーン店は、バイトテロ含め、お客さんにご迷惑を掛けてきた。高校生の子もアルバイトとして雇っており、そういうアルバイターに対しての店員教育が行き届いていない現状がある。お互いにこのようなことをしないようにしよう」

これくらいの度量の広さを見せたらどうなのか?そう思えてならないですね(了)。

 

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