どぶ板選挙とは 戸別訪問とは違う?創価学会や統一教会の協力が必要??

選挙
写真はイメージ ©すしぱく

政治家は選挙によって生まれ、選挙のやり方が政治家の性質・能力を決めてしまいます。

特に、どぶ板選挙などは政治家の政策立案能力などはまったく問われません。

「選挙期間中、駅前や繁華街でひたすらチラシを配り、権者にペコペコ頭を下げ、一人でも多くの人と握手をし、投票をお願いする」というもの。

以前は、選挙期間中に一軒一軒、戸別訪問し、投票をお願いする行為を指していました。が、今では公職選挙法で戸別訪問を禁止。現在は、街頭演説での握手などがどぶ板選挙活動とされています。

議員になりさえすればよい。多額の議員報酬を得て、クラブ通い。彼らにとって政治活動とは、「議員になることがすべて」です。

一本の法案すら通さず、また作りもしない。これで政治家といえるでしょうか。

どぶ板選挙は果たして禁止されるべきでしょうか。政治家の資質の点からも、問題提起していきたいと思います。

政治家の本質は、国民にとって耳の痛いことを言うこと

「政治家は本来であれば国民から尊敬される職業です」

なぜなら、国民にとって耳の痛いことを率直に伝え、時には国民を鼓舞し、また叱らなくてはいけない職業だからです。

石を投げつけられるかもしれない。それでも現状のままでは外国からの侵略を受ける、国難が生じるという際にはその真実を国民に明確に告げ、改善策を訴え、国民にも苦役を強いる。

それをしっかり言えるか、ということです。

どぶ板選挙のように、選挙時だけ国民にぺこぺこ。自分のお金ではなく税金で賄うのだから、バラマキ政策ばかり連呼する。

選挙で当選しさえすればよい。そういう政治家しか存在しないのが、日本の現状です。

無能な政治家でも当選する選挙システムを変える方法とは!?

選挙戦で、「清き一票をお願いします」と頭を下げる政治家が見られますが、本来は、有権者が立候補者に対して国政をお願いしないといけません。

ですが、現状、国民も政治家もよくわかっています。

政治家が何かを変えられるわけではないし、何かを出来るわけではないということを。

なので、政治家が選挙戦の時にペコペコするどぶ板選挙のは不思議な光景ではありません。

現状、どぶ板選挙という、無能な政治家でも当選できるような選挙システムとなっているわけです。

どぶ板選挙を廃止すること|街宣カーでの連呼や選挙はがきも徹底的に禁止

この現状を変えるためには、どぶ板選挙という選挙戦のやり方を変えることです。

どぶ板選挙という選挙のやり方では、まったく立候補者の法律立案能力など測れません。

その候補者のパーソナリティでのみ票を得るというやり方。そして、どれだけの悪行を重ねようが、候補者と有権者が親戚のごとく関係を深め、

「あの人と知り合いだから投票をする」というような状態に持っていきます。

信じられないことですが、汚職をし獄中にいながら当選したヒトもいるのが現在の日本の選挙。

本来であれば、候補者個人の法案立案能力、あるいは政党の政策を合理的に見極め判断して票を入れるというのが正論でしょう。それをまったく踏みにじるのが、どぶ板選挙。

ともかく選挙戦に勝てさえすればいい、というイデオロギーがこのやり方の根底にあります。

選挙とは、有権者を政治的に教育する場。いまこの国に必要なこと、国民が耐え忍ばなくてはならないことをさとす。それが選挙であり、政治家の役目です。

街宣カーで名前を連呼したり、選挙ハガキや電話攻勢なども徹底的に禁止させる。

政治家の資質、具体的に言うのであれば法案作成能力、法制執務の能力で勝負させる。

立候補者がTVやネットで政策討論会を行えばよい

まずは、どぶ板選挙を法律で禁止すること。

政党党首の政策討論会をネットなどあらゆるメディアで行い、次に各地方のテレビや集会などでその地元の選挙区の候補者が討論会を行う。

テレビやネットがない時代であれば、直接有権者に会いに行き説明する以外になかったと思いますが、今の時代はもはやそうではないでしょう。

時の流れにより社会は変わるものであり、それに合わせ制度も変わっていくべきです。そうしない限りは、お茶汲みやお酒の席での立ち回りが得意なお調子者が選挙に通るでしょう。

あるいは冠婚葬祭巡りをすることに精を出すものが通ります。

政治家として何の能力もないものが選挙戦で受かってしまいます。

まとめ

政治家の本来の仕事は、法律を作ることです。法律を作るうえで、各種関係団体・組織の意見をくみあげ、大多数の利益に合うよう調整する務めもあります。

選挙方式・選挙システムは、そのような政治家本来の能力を図るものとすべきです。

しかし、現在のどぶ板選挙方式では、政治観個人の資質を図るどころか、政治家(立候補者)と有権者の距離をあまりに近くしてしまう弊害さえあります。

汚職がはびこるのは自然な成り行きです。

どぶ板選挙をするには、ボランティアのお手伝いさんも必要で、創価学会や統一教会など、これら宗教組織がバックアップすることになります。

ここにまた政治腐敗を生む原因が生まれます。「選挙戦で手伝ってくれるから…」と、政治家は彼ら宗教団体(創価学会や統一教会)の意向をくむようになります。

繰り返しますが、どぶ板選挙。ただ有権者の家を回り、握手をする。投票をただお願いする。こんな現在の選挙の仕組みを変えることが急務だと思います。

今後は討論会などネットで配信し、政策立案能力や法制執務能力(法律を作る能力)で有権者が判断できるようにすべきではないでしょうか(了)。

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